真宗大谷派について

六縁寺は真宗大谷派に属するお寺です。
本山は京都市の東本願寺(真宗本廟)です。

京都市内、本山の東本願寺
手前が御影堂。奥は阿弥陀堂。
御影堂は宗祖の親鸞聖人の御真影が安置されているお堂です。
阿弥陀堂は御本尊の阿弥陀如来が安置されています。
御影堂は日本最大級の木造建築です。京都駅前とアクセスも良いので京都旅行の際は是非お参りくださいませ。



宗旨 浄土真宗
宗派 真宗大谷派
御本尊 阿弥陀如来
宗祖 親鸞聖人
親鸞聖人
お誕生 1173年4月1日(京都)鎌倉時代
得度  1181年9歳。
得度とは僧侶となる儀式であり、仏弟子となり法名をいただきます。法名は仏教徒としての名前で
代表の佐々木は「釋顕大」(しゃくけんだい)
という法名をいただいています。
「釋」という文字は釈迦牟尼仏(お釈迦様、仏陀釈尊のこと)の釋の字を一文字いただいたもので法名には必ず「釋」の一字が入ります。
「顕大」というのは親鸞聖人の著書『顕浄土真実教行証文類』(教行信証)に納められている「正信念仏偈」(正信偈)の中から頂戴しました。私たち真宗門徒に最も馴染みのある正信偈を読む度にあなたもその教えの中にいることを確認してほしい、という願いのもと「顕大」という法名をお世話になった先輩僧侶が授けてくれました。
話が逸れてすみません。
親鸞聖人の得度の際の詩が有名です。
「明日ありと 思う心の 仇桜
   夜半に嵐の 吹かぬものかは」
齢9歳の親鸞聖人の得度の儀式を行うのが夕暮れ時となってしまい、
「こんな時間だから明日にしようか」と青蓮院の慈鎮和尚に言われた時に詠まれたものです。
「今得度をしなければ仏門に入らぬまま命が終わってしまうかもしれない。明日に生きている保証などないのだから」とこのような想いで詠まれたものでしょうか。親鸞聖人の覚悟と仏教に対しての敬愛の心が窺えます。
この詩を聞いた慈鎮和尚はその日のうちに儀式を行いました。
これらのお話もあることから、大谷派の得度の儀は扉を閉ざし暗い中で行われます。
親鸞聖人はその後、比叡山にて仏教を20年間学び29歳の時に下山。
法然上人と出会い「南無阿弥陀仏」の教えに出会います。そこから生涯、法然上人を師と仰ぎ、「南無阿弥陀仏の念仏の教え」を大事に生きられました。
御命日 1262年11月28日(90歳) 
親鸞聖人について書くとあまりに長いので時間のある時に書き足していきます。

親鸞聖人の御命日にあたる11月28日は「報恩講」という大事な仏事が本山で勤まります。
私たちに仏教を伝え残してくれた親鸞聖人をはじめとし、先人方に感謝し仏教を学び聞いていく大事な時間です。
六縁寺でも毎年秋に報恩講をお勤めしていきます。